カーボンヒーターとグラファイトヒーターの違いは、発熱体に炭素繊維を使用しているかどうかです。
カーボンヒーターは、炭素繊維を細かく編み込んだ発熱体を使用していて、グラファイトヒーターは、黒鉛を発熱体として使用しています。そのため、グラファイトヒーターは立ち上がりが速く、電気代も安い傾向があります。ただし、カーボンヒーターの方が価格が安い場合もあります。
項目 | カーボンヒーター | グラファイトヒーター |
---|---|---|
発熱体 | 炭素繊維 | 黒鉛 |
立ち上がり | 遅い | 早い |
電気代 | 高い | 安い |
価格 | 安い | 高い |
メリット | 価格が安い | 立ち上がりが速く、電気代が安い |
デメリット | 立ち上がりが遅く、電気代が高い | 価格が高い |
グラファイトヒーター
グラファイトヒーターは、カーボンヒーターと似ていますが、遠赤外線の放射量が2割ほど多いです。また、スイッチを入れてから暖まるまでの早さもカーボンヒーターより4倍ほど早いです。暖房能力は中程度なので、部屋全体を暖めることはできません。
グラファイトヒーターがおすすめな人:
どちらのヒーターを選ぶかは、用途や予算によって異なります。立ち上がりが速く、電気代を抑えたい場合は、グラファイトヒーターがおすすめです。本体価格を抑えたい場合は、カーボンヒーターがおすすめです。
カーボンヒーター
カーボンヒーターは、遠赤外線を放射するため、身体の芯まで暖まりやすいです。また、エネルギー効率が約2倍高いため、電気代が安いことが特徴です。暖房能力は中程度なので、部屋全体を暖めることはできません。
カーボンヒーターがおすすめな人:
グラファイトヒーターのデメリットは、他の種類のヒーターに比べて消費電力が多いことと、そのために電気代が高くなることです。
また、グラファイトヒーターは遠赤外線放射量が多いため、使用する人の体に近づけすぎると肌が乾燥することがあります。さらに、グラファイトヒーターは他の種類のヒーターに比べて価格が高く、設置場所の制限があることもデメリットとして挙げられます。
本体価格ですが、カーボンヒーターは3,000円台~、グラファイトヒーターは6,000円台くらいから買えます。
このぐらいの差なら、すぐに電気代で逆転してしまいそうなので、どちらか迷ったらグラファイトヒーターを選ぶということで良さそうです。
グラファイトヒーターの電気代は、使用する機種や時間帯、使用状況などによって異なりますが、一般的に消費電力が300〜1,200W程度で、1時間使用した場合の電気代は8.1〜32.4円程度になります。
電気代の計算式は、消費電力(W)×使用時間(時間)×電気料金(円/kWh)です。ただし、電気料金は地域や時間帯によって異なるため、正確な金額は変わってきます。また、グラファイトヒーターは遠赤外線を利用しているため、暖かさを感じるまでの時間が短く、消費電力量を抑えることができます。
一般的に、グラファイトヒーターは部屋全体を暖めるのではなく、直接体に向けて使用することが多いため、省エネ性に優れています。また、グラファイトヒーターはカーボンヒーターと比べて安価であり、遠赤外線放射量も多く、多くの人に使いやすい暖房器具として人気があります。